28冊目 【絶句】
今回は新井素子先生の【絶句 上下】です🎵
早川書房より1983年に出版されました。
1984年には作者本人も登場、ラジオドラマにもなっているようですね~
タイトルだけじゃなんのこっちゃ分かりませんよね?
確か『絶句』するほど面白いとか、展開に絶句するところがタイトルの由来だとあとがきだったか、読んだ記憶があります。
新井先生テイスト満載のSFコメディなのですが、特筆すべきは主人公の名前が作者と同名『新井素子』という部分でしょうか。
SF作家志望の主人公『新井素子』が『絶句』というタイトルの小説を書いていて、なぜか突然小説のキャラクター達が実体化‼
SF小説のキャラクターなだけあって、まぁ、めちゃくちゃです。
負けないヒーロー『森村一郎』
マッドサイエンティスト『秋野信拓』
信拓の奥さんで究極の主婦『秋野こすもす』
女装エスパー『宮前拓』
恋心を操る『あもーる』
さらに彼女が以前に書いた他の小説から
チェシャ猫『ロージー』
素子に瓜二つと人猫『山神美弥』
書き出してみると主要キャラ多いな(笑)
主人公のまわりで彼らが巻き起こす笑撃の大騒動❗
そして『素子』の命を狙う新たな登場人物はいったい何物なのか⁉
ちょっと大げさかしら(笑)
この作品はほんと面白かったなぁ.゚+.(・∀・)゚+.゚
別れのシーンは凄く寂しかったけど…
今回調べて知ったのだけど、2010年に復刻版出てるんですね!
表紙が随分可愛らしくなっちゃって(ノ´∀`*)
書き下ろし番外編と新たなあとがきが収録されてるなんて豪華すぎるぞ~‼
新井先生のSFコメディは若い方もラノベ感覚で楽しめると思います!
ぜひチェックしてみて下さいね(*^ー゚)ノ
次回は少女漫画ネタで!
今回もお付き合いありがとうございました゚+(人・∀・*)+。♪
27冊目 【ボクの夏休み】
今回は2000年にプレイステーションから発売された【ぼくのなつやすみ】です!
ジャンルとしてはアドベンチャーゲームですね🎵
夏が訪れるたびにこのゲームを思い出すなぁ(o^-^o)
『ボク』くんが夏休みの1ヶ月間親戚の家で自由に過ごす…それだけの作品なのだけど…
虫捕りに魚釣りに野山を駆け回ったり、その土地で知り合った友達とカブト相撲をやったり。
捕れる虫にはちゃんとサイズがあって、最大の証『👑マーク』のコンプリートに躍起になったなぁ(笑)
BGMはなく、聞こえるのはセミなどの虫の声と、自分が歩く音。
昔の子供達なら一度は経験したであろう『田舎の夏』が見事に再現されていて、郷愁みたいなものも感じました。
一応、ストーリー的なものもあるにはあるのですが、『この日この場所でフラグを立てると、後日あの場所でイベントがある』という感じなので、強制的なイベントは数えるほど。
自分の過ごしたい『夏休み』を過ごせば良いのです♪
このゲームは子供だけでなく、むしろ大人のほうが楽しめるかもしれません。
昔懐かしい空気感は素晴らしいと思いますよ(^-^)
今回調べて知ったのですが、【ぼくのなつやすみ】はPSPからパワーアップしたリメイク版が出ていたり、続編(ぼくのなつやすみ4まで)も出てるみたいです!
気になった方はぜひチェックしてみて下さいね(*^ー゚)ノ
次回は新井素子先生の小説でいきます!
今回もお付き合いありがとうございました゚+(人・∀・*)+。♪
26冊目 【花ざかりの君たちへ】
今回は白泉社花とゆめコミックスの【花ざかりの君たちへ全23巻】です♪
作者は中条久紗也先生。
アニメや実写ドラマ化もされましたね!
どうやら番外編も出てるようです。知らなかった(^_^;)
この作品を簡単に説明すると、ある目的のために、男子校に性別を偽り入学した女の子の青春ラブストーリー♥
う~ん、あこがれの逆ハーレムですよっ(///∇///)
設定が設定だけに、物申したい読者の方もいるかもしれませんが、個人的には普通にキュンキュン♥したし、面白かったです!
主人公の『芦屋瑞稀』ちゃんも可愛いのですが、数多く登場する生徒達、先生、友人などの脇役も良い味出してます✨
彼女の想い人である、天然むっつり『佐野泉』
彼女が女の子だと気付かないまま彼女に想いを寄せてしまう、悩める『中津秀一』
ゲイの直感から彼女の正体を知り、面倒臭がりながらも世話焼きな保険医『梅田北斗』
この3名はほんの一部で、他にも魅力的なキャラがたくさん登場♪
この作品はほんと隅っこまで楽しめました~
恋愛部分ではヒロイン視線というよりも、早々に『みずき』の正体に気付いてしまう『佐野』の苦悩(寮のルームメイトなので…)に同調(笑)
女だとバレたら潔く辞めるであろう彼女の秘密を知らないふりをしながら、さりげなくも懸命に隠そうと必死です。
まぁ『みずき』は『佐野』のそんな苦労に気付きもしないのですが(笑)
泣けるラブストーリーではなく、ドタバタ学園ラブストーリーなので、終始楽しく読める作品だと思います!
ぜひぜひチェックしてみて下さいね🎵
次回は昔懐かしいあの夏を体験出来るあのゲームです!
今回もお付き合いありがとうございました゚+(人・∀・*)+。♪
25冊目 【涅槃の王】
今回は夢枕獏先生の【涅槃の王】です♪
1巻の『幻獣変化』が1981年に刊行されてから出版社を跨いで1996年に7巻で完結。
15年です。さすが獏先生!
この作品は、出家し真理を追い求める修行僧となった主人公の『シッダールタ』が、『仏陀(ブッダ)』になるまでの大冒険の物語です。
なんか大冒険と書くとRPG的な軽さ、気楽さを感じてしまわれるかもしれませんが、誤解なされませぬよう(笑)
けれども、『涅槃の果実』や『霊水』を探して旅をするところや、仲間との出会いや出来事を思うとやっぱり大冒険、という説明がシックリ来るんですよね(^.^)
獏先生の作品の中では珍しく、主人公の仲間が多い物語で、それぞれのストーリーもかなりのページ数描かれています。
シッダールタはあくまでも修行僧なので戦闘力は…ね(^_^;)
そこを補うのが、彼に惹かれた者達だったり、そこに利益を見いだした者達だったり。
シッダールタも魅力的な主人公ですが、仲間達もとても魅力的なのです!
そういう部分では以前ご紹介した『空海』の物語よりも取っつきやすいかも?
ただし、描写や展開は夢枕獏クオリティ。
舐めたらアカンぜよ❗
最終巻、シッダールタが覚りをひらく描写は圧巻でした。
共に冒険をしてきた読者として、不思議な達成感を感じさせて貰いましたよ.゚+.(・∀・)゚+.゚
獏先生が描く独特な世界観をぜひ覗いてみて下さい♪
次回は少女漫画ネタでいきます!
今回もお付き合いありがとうございました゚+(人・∀・*)+。♪
24冊目 【ケイゾク】
今回は1999年に放送されたテレビドラマ【ケイゾク】です♪
映画化、小説化もされましたね~
この作品もレンタルビデオからハマって、ネットで小説探して購入。
中谷美紀さんと渡邊篤郎さんの大ファンになりました!
ピュアと同じくらい何度もレンタルしたなぁ(o^-^o)🎵
頭は良いくせにすっとぼけた主人公が先輩刑事と共に、解決されずに時効待ち同然の難事件(たてまえでは鋭意継続捜査中)を解決していく…というお話です。
刑事物、バディ物ではありますが、かの有名な堤監督(代表作 トリック)の作品ですから?
まぁ、おふざけもたくさんあります(笑)
監督らしい独特な映像と世界観は他にはないものですね!
最初から張られたいくつもの伏線が謎を呼び、いつの間にか夢中で視聴してました。
柴田刑事と真山刑事がいったいどうなるのか、ほんっとにハラハラしたし、最終回は主人公が殉職してしまうという展開に茫然自失‼(あっさりネタバレしましたが、続編で映画数作出てますからね(笑))
衝撃的な結末が待ってます!
映画の方はもちろん柴田真山コンビの活躍と、もうちょいラブが進展してるようなしてないような…
期待するような決定的な『何か』は無いけれど、ほいでも堤監督の作品にしては珍しく、お互いがしっかりと(なかなか言葉にはしないけどね…)想いあってる感じがあって良かったですよ~(ノ´∀`*)
う~ん、ドラマ語るのも楽しい‼
とはいえ、読者さん的にはカテゴリー違いな印象もありそうなので、そのうちドラマネタのブログも始めたいな🎵
次回は夢枕獏先生の小説でいきますよぅ!
お付き合いありがとうございました゚+(人・∀・*)+。♪
23冊目 【ピュア】
今回は和久井映見主演で1996年に放送された、テレビドラマ【ピュア】です♪
同年に小説化もされ、さらには和久井映見演じる『折原優香』の作品集まで出版されました!
再放送で見て、速攻レンタルビデオ屋さんに🏃💨
しかし、すでに3話目だったせいか、全て貸し出し中…
でも負けません!
返却日を聞き出し、数日後の早朝6時に電話で確認。
取り置きをお願いして、ようやく最初から見ることが出来ました(o^-^o)
DVDの普及でレンタルビデオ屋さんからビデオが消えてしまい、名作も忘れ去られる運命に…
寂しいですねぇ( ;∀;)
と思ってたら、数年前にDVD化( ≧∀≦)ノ
自信を持って紹介出来ます🎵
この物語は芸術的な才能を持ちながらも知的障害を持つ主人公の『折原優香』と、フリー記者『沢渡徹』の、切ない恋物語。
『優香』を守るため、母親や従兄弟がオブラートに包んでいた現実。
けれども、芸術大賞を受賞したことから変化が訪れます。
受賞式を見ていた『沢渡徹』との出会いによって、容赦のない現実を知ることに。
けれども彼女は、誰も教えてくれない『本当のこと』を教えてくれる彼に傾倒していきます。
周囲が不安を抱く中、『優香』と『徹さん』との関係はどうなっていくのでしょうか。
このドラマは今まで見た中で、一番愛しいドラマです!
もちろん、小説版も作品集もネットで購入♪
レンタルビデオ店からビデオが撤去されて、レンタル落ちのビデオテープも探して購入したくらいハマった(*/∀\*)
小説版は、一部『優香』のいとこ(数十年後)からの視点で、ドラマの『その後』も少しだけ描かれています。
ちょっとお得な気分ですね♪
もし、近所のレンタル屋さんで見かけたらぜひチェックしてみて下さいね!
次回も小説化されたテレビドラマを語りたいと思います!
お付き合いありがとうございました゚+(人・∀・*)+。♪
22冊目 【君に届け】
今回はマーガレットコッミックスから出版された、椎名軽穂先生の【君に届け既刊26巻】です♪
テレビアニメや実写映画化、ゲームにもなってるみたいです。
漫画の実写化は微妙なものが多いけど、この作品の実写映画はかなり好き(o^-^o)🎵
この作品をひとことで表すと、『青春』!!
まさに青い春ですよっ(o^-')b
登場人物達が、友情、恋愛、進学に一生懸命です。
テーマとしてはありがちですが、主人公の『黒沼爽子』ちゃんが、この作品ならではの個性を発揮してますね🎵
陰気で見た目が暗く、長い黒髪。
そのせいで周りから『貞子』と呼ばれ、恐れられて、クラスの中で浮いていました。
けれども『爽子』はクラスに馴染めるよう、常に前向き!
クラスで肝試しをやることになり、彼女はお化け役に立候補。
そのことがキッカケで友人を得、徐々に周りの視線も変化していきます。
さて、『爽子』の高校生活はどうなる⁉
いやぁ、1巻から泣かせてくれますよ~‼
友情ネタで泣ける作品は良作多しo(*゚∀゚*)o
ぜひぜひオススメしたいと思います🎵
次回はちょっと番外編?
テレビドラマから小説化された作品2連発いきまーす!
でわでわ、今回もお付き合いありがとうございました゚+(人・∀・*)+。♪