文学少女だったお母ちゃんの懐本ブログ

ハマった小説、漫画、ゲームについて楽しく語りたいと思います♪

14冊目 【チグリスとユーフラテス】

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今回は新井素子先生の【チグリスとユーフラテス】です♪
1999年に出版され、SF大賞も受賞されました!


新井先生の作品の中ではかなりの長編(かなり分厚く、更に文字数もかなり多い!)に入るんじゃないでしょうか。


先生の作品は先生自身の経験などが描かれていたりします。
また多数のエッセイなどから、長年ファンをしてますと作家さんの思考とか悩みとか透けて見えることが‥
そういう意味ではファンにはツラい作品でした(>_<)


もちろん、内容は素晴らしいです!
今でも何度も読むほど大好きな作品のひとつですし、先生の代表作でもあると思うのですが、登場人物がまるで先生の分身のようで、心配になった場面も‥


お話のベースにあるテーマは『子供』または『生きる意味』というところでしょうか。
人類最後の、永遠の子供になってしまった『イブ』の悲しくも美しい物語。


キャプテン『リュウイチ』と惑星ナインの母『アカリ』
二人の作り上げた(正確には他にも多数移民してますが)惑星ナインの始まりから衰退への道のり。


各時代の特権階級(時代によっての条件は違います)の女性達が、それぞれの事情からコールドスリープ
し、惑星ナインの最後の子供になってしまった『イブ』の復讐によって起こされてしまう‥


『イブ』は子供のような格好、言動、振る舞いをしますが、70歳の老婆です。
けれど、惑星最後の子供として生まれ、永遠の子供として育てられてしまった歪みや怒りが復讐となって、起こされた彼女らに刃のように現実を突きつけます。


決してホラーものではありません。残虐なシーンがあるわけでも無い。相変わらずの素子節で描かれています。
サイコホラー的な要素はあるかもしれませんが、だからといって『イブ』は決して悪人では無いのです。


『イブ』は最後に惑星ナインの象徴として90歳でコールドスリープについた『アカリ』を起こします。
惑星ナインの母に自分という『現実』を見せつけるために‥


これは悲しい物語です。
ですが、絶望のお話ではありません。
読み終わる頃にタイトルの意味も分かります。
最後のページを読み終えた時、その情景がハッキリと見えた気がしました。


この作品は初見の方には向かない作品だと思いますが、新井先生の他の作品が気に入ったら、いつかは読んで頂きたいな(*^-^*)


今回はいかがでしたか?
次回は少年漫画ネタでいこうかなっ♪
お付き合いありがとうございました\(^o^)/

13冊目 【ときめきトゥナイト】

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今回はりぼんコミックス、池野恋先生の【ときめきトゥナイト】です♪


連載中にアニメ化された他、30巻完結後現代版にリメイクされた作品が出たり、数年前には【ときめきトゥナイト】の別視点での作品なども出版されました。


子供時代、はやく【ときめきトゥナイト】読みたくて、毎月発売日にワクワクしながら本屋さんへ走ったことが懐かしいです(*'▽'*)
田舎だったので入荷数も少なく、売り切れの時はめっちゃ凹んだなぁ(笑)


コミックス初期はコメディ要素が多いのと、絵がいかにも子供っぽくて苦手でしたが、途中からものすごく絵が綺麗になっていきます!


カラー表紙とかも綺麗で、切り取って集めたりしてました(〃ω〃)
というか、コミックスが出ても子供時代は買って貰えなかったので、りぼんに載った【ときめきトゥナイト】全ページをカッターで切って集めてたという(笑)


今までに月刊誌や週刊誌を購読してらした方なら分かると思うのですが、あの手の雑誌ってかさばるんですよねぇ(..;)
なので油断すると勝手に捨てられちゃったり‥
子供ながらに必死でした(*p´д`q)゜。


全30巻とはいいましても、3部構成になっており、ヒロインは3人。


物語は吸血鬼と狼人間を親に持つ『江藤蘭世』が恋をするところから始まります。
恋する相手は硬派な同級生『真壁俊』。
そして『蘭世』の恋のライバル『神谷洋子』と繰り広げるラブコメから、普通の人間だったはずの『真壁俊』が実は魔界の王子だったというシリアスな展開に‥


『蘭世』がとにかく大好きでした。
一途で、優しくて、泣き虫で、暖かくて、包容力があって‥
理想の女の子!ですね(〃ω〃)


対して『真壁俊』にはヤキモキさせられました‥
もちろんかっこいいんですけど、とにかく言葉が足りないんです!
『蘭世』が泣くのを見るのはツラかった(;_;)


まぁ、そんな『俊』ですから、『蘭世』への気持ちが表に出るシーンはキュンキュンしましたねぇ(笑)


めでたく第一部がハッピーエンドで終わった第二部では、『蘭世』の弟『鈴世』の恋人である『市橋なるみ』がヒロインに。


第三部では『蘭世』と『俊』の子供『愛良』が主人公として登場します!可愛いですよぉ(●^o^●)♪


大人気だった第一部が完結した後ヒロインを替えて連載が続いたことは(タイトルも変わりませんし)、なんとなく大人の事情が見え隠れして、第二部開始直後は正直不満もありました‥


でも第三部では大好きな『蘭世』と『俊』のその後も満載に描かれていて(なんせ二人の幼い娘が主役ですからね♪)、ファンとしては嬉しい作品になりました!
‥穿った見方をしちゃうと、この展開も大人の事情だったのかもしれませんがね(^^;;


ときめきトゥナイト】はモロに女性漫画!!な作品なので男性には向かないかもですが、女性には超オススメです!
復刻版も出ているようなので、見かけたらぜひお手に取ってみて下さいね(o^-')b


次回は小説ネタで!
お付き合いありがとうございました\(^o^)/

12冊目 【ファイナルファンタジー】

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今回はご存知【ファイナルファンタジー】シリーズ!


一作品ごとに書くか迷いましたが、シリーズとしてまとめて書かせて頂きますね♪


まず、私が遊んだのは1~10-2までの11作品です。
中でも大好きなのは4、6、8、10、10-2の5作品!
7も評価は高いと知ってますが、エアリスがあんなことになっちゃったショックのが強すぎて嫌いになってしまったの‥(;_;)


FF4といえば、名作中の名作ですよね!
当時の代表的なRPGドラクエが一段上にあったと記憶してますが、この作品をキッカケにFF派になりました(〃ω〃)


シナリオの素晴らしさもさることながら、各キャラクターの個性が際立っていたように思います。
敵キャラまでもが個性的でしたよね(笑)


そして、RPGで泣いたゲームはこれが初めてでした。
今思うと凄いことじゃありませんか?


現代のゲームはリアルなCGで視覚に訴えることはたやすいけれど、昔はドット絵でそこまでの感情移入をさせていたんですよね‥


FF6ドット絵での最後の作品ですが、こちらもエンディングで泣かせて貰ったなぁ(*p´д`q)゜。
生きのいい魚を一生懸命取りましたよ、えぇ!(笑)


FF8から随分ラブストーリー色が強くなった気がします。
隠し要素も増えて、攻略本が欠かせなくなりました(^^;;
この作品は、とにかくスコールがカッコ良かったなぁ♡


スコールの隠し武器でライオンハートという名前の武器があったのですが、SMAPライオンハートという歌はFF8に関係がある曲だと、しばらく勘違いしていました(笑)


FF10と10-2はFFシリーズの中でいえば、一番長い時間遊んだかもしれません。


最初は10の主人公ティーダの軽さにヒキ気味だったのだけど、クリア時には号泣‥


あまりネタバレはしたくないのでボカシますが、10-2の真のハッピーエンドを見るためだけにどれだけ必死にやり直したか‥(;´Д`)


作中で出てきた倖田來未さんの『千の言葉』は今でも大好き!泣きました~(笑)


最近のFFはどんな作品になってるのか知らないのだけど、これからも心に響く作品を作っていって欲しいなぁと思います(*^-^*)


今回はいかがでしたか?
FF7ファンの方には不満が残る記事だったかもですが‥(..;)ごめんなさい!


次回は少女漫画です♪
お付き合いありがとうございました\(^o^)/

11冊目 【沙門空海唐の国にて鬼と宴す】

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今回は夢枕獏先生の作品です♪
獏先生の作品は好きなものが多く、今後も取り上げる機会があると思われるので、まずは先生のご紹介から(o^-')b


wikiによりますと、デビューは1977年、数々の賞を受賞され、現在でも数多くの作品を連載中です。


きっと皆さんが知らずに知ってるタイトルもあると思いますよ~!
陰陽師】シリーズは漫画にもなりましたし、野村萬斎主演で映画化も(他のキャストでの映像化もあったけどイメージ違った‥)されました。
餓狼伝】は漫画やゲームにも!


他にも多数のシリーズを出していて、先生の執筆スピードはどうなってるんだ‥と驚かされます(笑)


ただねぇ‥多数のシリーズを同時連載しちゃうせいか、なかなかシリーズが完結しないこともあるんですよ(^^;;
まぁそこは諦めるしかないですね~(笑)


あと特筆すべきは先生の作品のジャンルかな?
陰陽師】のような妖怪伝奇小説だったり、【餓狼伝】のような格闘小説、【魔獣狩り】のようなアダルトチックな作品、他には登山小説もあったような‥宗教に関連した哲学的な作品も多数あります。


2016年現在65歳だというのに、出版されている書籍(ハードカバー、文庫本合わせて)は軽く100冊は越えてるんじゃないでしょうか。いやはや凄い‥


登山小説以外ほぼ味見程度にはかじって来ましたが、中でも好きなのは妖怪伝奇小説です!
あと哲学的な宗教小説(ジャンルといえるか不安‥)。


獏先生の作品は完全シリアス&ハードボイルドな感じで、一冊の文字数、ページ数も多い!
分厚くてお得ですよねっ♪(えっ?違う?(笑))


今回取り上げた作品は、かの有名な『空海』が仏教を日本に持ち帰るために唐へ渡った後、密を手にするまでのフィクション妖怪伝奇小説です。


なーんか難しそうだなぁ‥と思いましたか?
確かにファンでも読むのは難しいです(笑)
読めない漢字もたーっくさん!


でも獏先生が描く主人公が魅力的なので読めちゃうんですよー♪


これは私が読んだシリーズ全般で言えることですが、シリーズが違えば当然主人公も違いますよね?
もちろん性格も違うのですが、それでも獏先生の中にあるヒーロー像というか、理想みたいなものが隠されているのか、どのシリーズの主人公も惚れます!(笑)


この作品には『空海』の他に『楊貴妃』『白居易』『長恨歌』など現代でも調べられるキーワードがあり、作品を読むことで、なんとなぁく歴史を分かった気になることも出来るのです!(あくまでもなんとなくですよ(^^;;)


史実がどのように料理されているか興味を持たれた方は、ぜひぜひ読んでみて下さい☆


次回は有名なゲームネタで♪
お付き合いありがとうございました\(^o^)/

10冊目 【うしおととら】

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まず、うしとらファンの方ごめんなさい(泣)
イメージに合ったイラストが見つからず、迷走の挙げ句可愛い虎(一応攻撃してる)になってしまった‥


気を取り直して!
今回は週刊少年サンデーで連載されていた、藤田和日郎先生の【うしおととら】です♪


全33巻、外伝1巻が発売されており、さらには文庫版、ワイド版があるようです。
昔はOVA、また昨年からテレビアニメとして放映されていました。


OVA見た時は、なんかやたら中途半端な印象でガッカリだったんですけど、去年完結まで改めてテレビアニメになると知って興奮!


技術的な発展もあるんでしょうね。
とにかくクオリティ高かった!


余談になりますが、人気漫画を連載中にアニメ化するのはやめて欲しい‥
結局中途半端な部分でアニメは終わってしまうんですよね‥


大好きな作品であればあるほど、アニメ化するなら最終回まで放映して欲しいなぁと思いませんか?
だから今回のようなパターンは、いちファンとして本当に感激‥(;_;)


お話は、男子中学生の『蒼月潮(あおつきうしお)』が自宅(お寺)の蔵で、槍に張り付けにされた妖怪(後に潮がとらと命名)と出会うことから始まります。


死んだとされていた母親の謎を知るために、『獣の槍』を持ち『とら』と共に旅に出る『うしお』。


最初の頃の『とら』は、『うしお』の持つ『獣の槍』に脅された形で『うしお』を食べる機会を窺うような、殺伐とした関係でしたが、様々な人に出会い、また共に戦い続けることによって、固い絆で結ばれていきます。


そして、『獣の槍』の謎や『とら』が何故『とら』になったのか。
そこから続く『白面の者』との戦い。


とにかく熱いです!
主人公が熱いのはもちろんのこと、作家さんの熱量を凄く感じた作品でした。


『うしお』もカッコいいんですけど、『とら』がとにかく良いんです!
その妖怪である『とら』に恋する『真由子』とのエピソードはファンにはたまらない(〃ω〃)


クライマックスである『白面の者』との戦いは凄い迫力でした。
アニメ版でもかなり気合い入っていて、いやぁ泣いた泣いた(TOT)


アニメ版ってどうしても端折る部分が出ちゃいませんか?
原作知ってる身では泣けないこともあるんですが、『うしとら』は大事な部分がしっかり映像化されていて、素晴らしかったです…!!


今回調べて知ったのですが、アニメ化するにあたって全39話に入れるエピソードは原作者である藤田先生が選んだそうです。


これには納得でした!
アニメ製作側の都合による不自然さが感じられなかったのはこういうことかとo(^▽^)o


まぁ最初から一年間39話と決まっていたことも恵まれていたんでしょうね!


この作品は女性にもオススメ出来ると思います♪
きっと『とら』と『真由子』のエピソードはキュンキュン♡しますよ(笑)


もちろんアニメ版もオススメですが、入っていないエピソードも多そうなのでやはり原作推し( ^^)/


とはいえ、中古本の『うしとら』探してるけど全然見つからないんですよね(泣)
アニメならdtvでいつでも見れるんだけど、原作も大好きで‥


我慢出来ず、大好きなシーンの巻だけを電子書籍で購入するというセコい真似をしてしまいましたわ(..;)


今回はいかがでしたか?
大好きな少年漫画不動の1位!『うしおととら』!
複数の動画サイトで配信されてるようなので、ぜひチェックしてみて下さいね(o^-')b


次回は小説ネタで☆
お付き合いありがとうございました\(^o^)/

9冊目 【スレイヤーズ】

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今回は富士見ファンタジア文庫の【スレイヤーズシリーズ】です!
作者は神坂一先生、イラストはあらいずみるい先生で、ライトノベルの一時代を作った、凄い影響力のある作品でした。


本編全15巻、すぺしゃる(番外編)全30巻、すまっしゅ(番外編)5巻が出版されており、すまっしゅは休止状態ではあるようですが、完結はしてないみたいです。
漫画、アニメ、映画なども多数あり、確かパチンコもありましたね(笑)


私が読んでた頃は本編とすぺしゃる十数巻くらいまででしたので、今回調べてみて凄い作品になってたんだなぁと嬉しかったです(●^o^●)♪


本編の方は主人公の『リナ=インバース』と『ガウリイ』の出会いから始まり、様々な事件に巻き込まれながら新たな仲間との出会い、そして魔王との戦いに‥という感じでシリアスな展開ではありますが、ギャグ要素も満載で‥というか、登場人物が個性的なのでとにかく楽しかった!


主人公の『リナ』がとにかく破天荒な性格です。
自称、剣士にして美少女天才魔導士!
モットーは『悪人に人権はない』!
趣味と実益を兼ねて盗賊団を壊滅する事からつけられた通り名は『盗賊殺し(ロバーズキラー)』!


仲間の『ガウリイ』『ゼルガディス』『アメリア』もそれぞれのキャラが立っていて飽きません♪


一方番外編のすぺしゃる、すまっしゅは、時間軸としては本編より前なんですね~
てっきりパラレルワールドみたいなもんだと思ってました(^^;;


番外編は短編や前後編になっていて、ほぼコメディです。
気負わず楽しく笑える作品ばかりですよ!


記事を書いててものすごくウズウズしています。
久しぶりに【スレイヤーズ】読みたい~(≧Д≦)
おそらく探せば電子書籍で見つかるかもしれませんが‥高くつきそうなので中古本を探したいと思います(笑)


『リナ』ちゃん、待っててね~!!


次回は大好きな少年漫画でいきます!
お付き合いありがとうございました\(^o^)/

8冊目 この世の果てで恋を唄う少女YU-NO

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ハイ、今回もギャルゲーです!
それも18禁ギャルゲーのtopメーカー、エルフの作品だったり‥


いやいや、もちろん私がやったのはセガサターンへの移植版ですよ!?


ギャルゲーしかやってないんかい!とツッコミ入りそうなので先に書いときますが、そんなこたぁありません!
ドラクエに始まり、いろんなゲームで遊んで来ました。自慢にはなりませんが(笑)


この作品も泣いたんです‥すっごく!
もうずいぶん昔に遊んで、細かな部分は忘れてしまったのだけど、それでも印象的なゲームとして記憶に残っています。


YU-NO】は【AIR】と違ってミステリー色が強い作品です。
バッドエンドも、ツラい展開だったりもします。


セガサターン時代の18禁ギャルゲーの移植版(特にエルフの作品)は残酷なものもあり、ギブアップしたこともありました(..;)


YU-NO】の特徴としては、分岐点などが平行世界のマッピングで分かるようになってることですかね?(記憶違いだったらごめんなさい!)


平行世界を行き来しながらストーリーを進めるシステムは斬新だなぁと思いました。


その先に【異世界編】なるものがあるのですが、なんか凄く苦労した記憶が‥


今回ブログを書くにあたってググってみたのですが、どうやら今年リメイク版が出るそうです!
セガサターン自体、PSなどと比べるとマニアックなゲーム機だったので、名作でも一般には知られずに消えていったタイトルも多いと思うのですよ‥


だから年月を経てリメイクされることを知って、ものすごく嬉しかったです~(;_;)
やっぱり、良いものは何年たっても忘れられたりしないんですね♪


とはいえ、全然ストーリーを書けずすいません‥
シーンを断片的に覚えているだけで、キャラの名前などはまったく覚えて無いんですよ(^^;;


今回の記事はイマイチ参考にはならないかもだけど、もしググってみて興味が沸きましたら、ぜひ体験してみて下さい!


次回は小説でいきまする~
お付き合いありがとうございました\(^o^)/