文学少女だったお母ちゃんの懐本ブログ

ハマった小説、漫画、ゲームについて楽しく語りたいと思います♪

11冊目 【沙門空海唐の国にて鬼と宴す】

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今回は夢枕獏先生の作品です♪
獏先生の作品は好きなものが多く、今後も取り上げる機会があると思われるので、まずは先生のご紹介から(o^-')b


wikiによりますと、デビューは1977年、数々の賞を受賞され、現在でも数多くの作品を連載中です。


きっと皆さんが知らずに知ってるタイトルもあると思いますよ~!
陰陽師】シリーズは漫画にもなりましたし、野村萬斎主演で映画化も(他のキャストでの映像化もあったけどイメージ違った‥)されました。
餓狼伝】は漫画やゲームにも!


他にも多数のシリーズを出していて、先生の執筆スピードはどうなってるんだ‥と驚かされます(笑)


ただねぇ‥多数のシリーズを同時連載しちゃうせいか、なかなかシリーズが完結しないこともあるんですよ(^^;;
まぁそこは諦めるしかないですね~(笑)


あと特筆すべきは先生の作品のジャンルかな?
陰陽師】のような妖怪伝奇小説だったり、【餓狼伝】のような格闘小説、【魔獣狩り】のようなアダルトチックな作品、他には登山小説もあったような‥宗教に関連した哲学的な作品も多数あります。


2016年現在65歳だというのに、出版されている書籍(ハードカバー、文庫本合わせて)は軽く100冊は越えてるんじゃないでしょうか。いやはや凄い‥


登山小説以外ほぼ味見程度にはかじって来ましたが、中でも好きなのは妖怪伝奇小説です!
あと哲学的な宗教小説(ジャンルといえるか不安‥)。


獏先生の作品は完全シリアス&ハードボイルドな感じで、一冊の文字数、ページ数も多い!
分厚くてお得ですよねっ♪(えっ?違う?(笑))


今回取り上げた作品は、かの有名な『空海』が仏教を日本に持ち帰るために唐へ渡った後、密を手にするまでのフィクション妖怪伝奇小説です。


なーんか難しそうだなぁ‥と思いましたか?
確かにファンでも読むのは難しいです(笑)
読めない漢字もたーっくさん!


でも獏先生が描く主人公が魅力的なので読めちゃうんですよー♪


これは私が読んだシリーズ全般で言えることですが、シリーズが違えば当然主人公も違いますよね?
もちろん性格も違うのですが、それでも獏先生の中にあるヒーロー像というか、理想みたいなものが隠されているのか、どのシリーズの主人公も惚れます!(笑)


この作品には『空海』の他に『楊貴妃』『白居易』『長恨歌』など現代でも調べられるキーワードがあり、作品を読むことで、なんとなぁく歴史を分かった気になることも出来るのです!(あくまでもなんとなくですよ(^^;;)


史実がどのように料理されているか興味を持たれた方は、ぜひぜひ読んでみて下さい☆


次回は有名なゲームネタで♪
お付き合いありがとうございました\(^o^)/